国連シニア・ミッション・リーダーズコース(UN Senior Mission Leaders’ course [SML])の実施
日本の外務省がホストになった国連平和活動局統合訓練課(UN Department of Peace Operations, Integrated Training Service: ITS)による国連シニア・ミッション・リーダーズコース(UN Senior Mission Leaders’ course [SML])の開講式が、6月19日に行われました。外務省報道発表 (https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press5_000044.html) にもある通り、二週間の予定で実施される国連PKOミッション幹部候補者のための研修です。広島平和構築人材育成センター(HPC)は、事務運営を担当しており、HPC代表の篠田が「National Course Director」を務めております。
SMLとは、国連が開催国の支援のもと、国連平和維持活動(PKO)及び特別政治ミッション(SPM)の将来の幹部候補を対象に、ミッションの運用や指揮に関わる研修を行うものです。国連ミッションの幹部ポスト(国連事務総長特別代表[SRSG]、副代表[DSRSG]、軍司令官、警察コミッショナー、官房長など)を目指す方にとっての登竜門の一つとして位置づけられています。本コースでは、国連から幹部経験を有する講師が参加する他、日本を含む17か国から、PKO及びSPMの幹部候補となり得る軍人、警察官及び文民26名が参加しています。国連幹部要職を経験した6名がメンターとして二週間を通じて候補者の指導にあたり、対面で8人、オンラインで7名の現役の国連PKO幹部もスピーカーとして貢献します。