ミッドキャリア・コース 実施形態の見直しについて
COVID-19の影響を受けている世界情勢を鑑みて、HPCはミッドキャリア・コースの実施形態を見直すこととしました。
主なポイントは、次の通りです。
第一に、オンラインと実地研修の要素を混在させる「ハイブリッド形式」での実施を準備しています。日本を含む各国の海外渡航制限のため来日することが出来ない参加者を、オンラインにて受け入れるためです。
第二に、リモート職場環境の中でパフォーマンスを向上させていくためのコミュニケーション/リーダーシップに焦点をあてる内容を十分に盛り込んでいきます。国際機関での勤務においてリモート環境が常態化する中、そのことをふまえたコミュニケーション/リーダーシップの理解が強く求められるようになっているためです。
より具体的には、以下の措置をとることを予定しています。
- 入国制限措置等の理由により、日本への渡航に著しい困難があることが認められる参加者のオンラインでの参加を認めます。これについては日本を含めた各国の渡航制限措置の状況に左右されるため、参加者決定後に、2021年1月上旬の状況が見極められるようになった時点で、HPCと参加者の間で相談をして決定していきたいと考えています。
- 予定しているHPC講師陣(篠田英朗・上杉勇司・忍足謙朗・玉内みちる)に加えて、数名の講師が、研修会場に7日間常駐し、メンターとしての役割を果たします。これらの講師は、リモート職場環境でのCommunication/Leadershipの向上に関する研修内容を充実させる役割も果たします。(注*)他方、現役国際機関職員については、渡航に困難が予想されるため、相当数がオンラインでの貢献となる見込みです。ただし、効率良く多方面の上級職員の方にお話をしていただくとともに、オンライン参加の職員の方とも参加者がネットワーク形成を進められるような配慮をします。
- 日本との時差が大きい地域でオンライン参加する方がいらっしゃる場合には、たとえば各研修日の午前中にビデオ視聴に適した情報提供・質疑応答型の内容をそろえ、グループ作業は午後以降の時間帯にそろえる、などの配慮をします。カリキュラム時間設定を変更し、時差を考慮した時間帯への移行と休憩時間の設定をする可能性もあります。
(注*)次の3名の講師がメンターとして研修に貢献する予定です。
‣Neeru Gupta (Director Unnati Unlimited Pvt. Ltd. [Coaching & Business Consulting Firm], Coaching Panel Member at UNICEF)
‣Julia Sloan (Strategic Thinking Consultant, Principal of Sloan International Inc.)
‣Helen Krug von Nidda (Founder and Chief Executive Optimist, With Helen; Former HR Strategic Partner, UNFPA; Former Director of Talent Management International Rescue Committee, HR Officer UNICEF, and HR Officer at UN, DPKO)