令和4年度(2022年度)プライマリー・コース説明会
0:01:06~事業委託者挨拶:佐藤大輔(外務省総合外交政策局国際平和・安全保障協力室長)
0:04:04~プライマリー・コース概要説明:篠田英朗(HPC代表理事)
0:14:26~プライマリー・コースの魅力とキャリアについて:玉内みちる(HPC シニア・アドバイザー[キャリア構築支援])
0:21:16~過年度研修員の紹介
0:22:07~平成28年度研修員:三輪幸代(Office of the Chief of Staff, United Nations Assistance Mission in Somalia (UNSOM))
0:28:02~令和元年度研修員:園田裕明(Agribusiness Associate, FAO Regional Office for the Near East and North Africa)
0:35:48~令和3年度年度研修員:平島萌子(Adolescent and Youth Specialist, UNFPA Turkey)
0:42:29~令和3年度研修員:吉岡航希(Programme Policy Officer, WFP Tanzania)
0:46:52~令和3年度研修員:松川聡(Education Officer, UNICEF Papua New Guinea)
0:52:18~令和3年度研修員:安田あゆみ(UN Coordination Analyst: Humanitarian, Development and Peace Nexus, UNRCO Uganda)
0:59:20~質疑応答
・主な質問と回答
※お問い合わせの多い質問を「よくある質問」にまとめていますので合わせてご覧ください。
Q1:ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)を通さずに、プライマリー・コース修了後、国際機関に就職できるケースも多々あるのでしょうか。
A1:多々あります。国連ボランティア(UNV)から国際機関のポストを獲得された方もいます。
Q2:プライマリー・コースに参加しながら、2023年のJPOに受かった場合、プライマリー・コースの海外派遣期間やJPOの派遣期間が被らないように調整することも可能でしょうか。
A2:個々の調整次第では可能です。
Q3:令和5年度以降、応募資格における最低年齢が27歳以上に変更されるとのことですが、こちらは(プライマリー・コースへの)応募時点での年齢になりますでしょうか。
A3:応募の翌年4月1日以降の年齢となります。
Q4:面接試験についてですが、面接は英語で実施されるのでしょうか。また、従来の国連の面接と同じようなコンピテンシー面接になりますでしょうか?
A4:英語になります。国連の面接方法をある程度取り入れていますが、事業に関する質問も踏まえた面接になります。
Q5:本研修は魅力的な研修プログラムということで、倍率がかなり高い選考だと思いますが、輝かしいキャリアパス・経歴・学歴を積んでいる方でないと厳しいのでしょうか。
A5:昨年度の倍率は6倍程でした。即戦力となることも重要ですが、将来性も鑑みて評価します。これまでの経験を踏まえて派遣先の事務所でご自身が出来る事は何かということを考えるのも大事になります。また、ご自身が事業を通じて貢献できる部分を明確にすると良いです。
Q6:プライマリー・コースの前にミッドキャリア・コースを受講するのは想定されていないでしょうか。
A6:ミッドキャリア・コースは応募者の経験などにおいて、プライマリー・コースの応募者より上になります。参加者の多くは、現役国連職員です。コースは、リーダシップのコンピテンシーに重点を置いています。
Q7:国連で働くには、応募先のポストや組織をよく理解し、かつ自分の強みや経験が合致するポストに戦略的に応募することが必要だと思いますが、それを難しいと感じており、自分の強みの見出し方のコツがあれば教えてください。
A7:自身の強みと相手の求めている部分を合致させることが大事です。空席公募を読み解き、相手の職種・職場を理解し、運用可能なスキルを見せることが大事です。研修では、このような点も学べます。
Q8:途上国での勤務経験は、HPCの研修にどのように活かされるでしょうか。
A8:様々なバックグラウンドを持つ人々と議論や仕事をする際に活かされます。また、異なる環境に適応できる能力や柔軟性が身につく点も活かされます。ただし、重要なのは、UNVとして途上国経験を詰む機会があるので、ご自身のポテンシャルをどう伸ばすかが大事です。
Q9:ウェブサイトを拝見する限り、ラテンアメリカ・カリブ海地域の派遣は少ないように思われます。近年の傾向として、スペイン語圏への派遣は行われておりますでしょうか。
A9:近年の傾向としては、派遣は減っているかと思います。ただし、国際機関のニーズによって派遣先は変わるため、この傾向が変わる可能性はございます。
Q10:大学在学時に行動に移せること、身に着けておいた方が良いこと、意識すべきことなどございましたら、ぜひお伺いしたいです。
A10:インターンなどを通じて経験を積むことは大事です。また、何事にも興味を持って取り組むのが学生の頃は大切と思います。先輩からキャリアのアドバイスを頂くのも良いと思います。HPCのメーリングリストにご登録いただくと情報収集に繋がります。
Q11:(さる修了生の自己紹介について)民間を経て大学院やNGO、そしてプライマリー・コースへとキャリアを進めておられるようでしたが、就職した民間企業をどのように選択されたかお伺いさせていただきたいです。
A11:大学での専門性も活かしながら、ビジネスで途上国支援ができる企業を選択しました。
Q12:看護師、保健師として現在働いている者です。国際協力分野に従事する際、医療系の知識のみならず政治や経済等についての知見も必要になってくるのかと思ったのですが、HPCでは自身の専門分野を深めつつ、そのような実務で携わっていた以外の分野についても幅広く知見を深めることができるのでしょうか。
A12:HPCの研修ではグループでワークプランを作ったり、シチュエーション・アナリシスを行ったりして、必要な知識を経験がある同期から学べます。このようなグループワークを通じて視野を広げられます。
Q13:私は水衛生分野での専門性を持っています。インタビューではその専門性をアピールするべきか、それともジェネラルスキル(マネジメントスキル)のようなものをアピールすべきかどのようなことに注力すべきでしょうか?
A13:専門性とジェネラルスキルの両方とも大事になります。これは、国際機関で活躍していく場合も専門性と対人スキルの両方が求められるようになるからです。
Q14:海外派遣中、生活の資金面での不安はありますでしょうか。
A14:UNVとしての手当てはあります。個人の状況によって異なりますが、生活する中で工夫されているケースが多いです。HPCのウェブサイトでは、国連の福利厚生に関する資料がございます。また、ライフ・イベント対策は、情報収集も大事ですので、研修員・修了生向けにこのような情報提供に資するオンラインイベントを実施しております。